骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折受傷時MRI検査で見られる背部皮下浮腫の臨床的意義

この論文をさがす

説明

<p>骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折受傷時,脊椎MRI検査で見られる背部皮下浮腫の臨床的意義を検討した.2009-2019年当科受診した骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折症例に脊椎MRI脂肪抑制(STIR)像を撮像した.その際観察される背部皮下浮腫有無で2群に分けた.性別,年齢,BMI,血清蛋白アルブミン,障害高齢者日常生活自立度,褥瘡有無,レントゲン評価による骨粗鬆症有無,脊椎圧迫骨折の既往有無,及び調査期間中の再椎体骨折有無を2群で差を検討した.その結果,背部皮下浮腫有無は性別,BMI,血清蛋白アルブミン,障害高齢者日常生活自立度及び褥創有無に有意な差を認めなかった.しかし年齢,レントゲン評価による骨粗鬆症有無,脊椎圧迫骨折の既往有無,及び調査期間中の再椎体骨折有無に差を認めた.MRI検査時背部皮下浮腫が見られた際は再椎体骨折に従来以上に留意するべきと思われた.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ