潜熱蓄熱材の凝固結晶可視化による過冷却特性の把握

書誌事項

タイトル別名
  • Understanding Supercooling Characteristics by Visualizing Solidified Crystals of Phase Change Material

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説明

<p>過冷却現象が顕著に現れる PCMは,熱媒温度の設定によっては凝固が開始されず,蓄・放冷量が大幅に減少する場合があるため,PCM の過冷却とその解除現象の詳細を把握することは重要である。そこで本研究では,PCM の凝固開始時における凝固結晶の生成及び成長の様子を可視化できる装置を製作し,過冷却特性の詳細を調査する実験を行った。その結果,本 PCM は,過冷却解除温度まで冷却された時に樹枝状結晶が複数生成され,それが成長することにより過冷却が解除されて相変化温度まで急上昇することが確認された。また,過冷却時の温度上昇は,凝固結晶が生成された場合と,過冷却状態の PCM 周囲に存在する凝固結晶からの熱移動による場合があることが示された。さらに,PCM の凝固特性は,冷却・加熱を繰り返しても大きく変化しないことが確認され,PCM 封入素材に関する知見が得られた。 </p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390287915897837312
  • NII論文ID
    130008034669
  • DOI
    10.18948/shase.45.278_9
  • ISSN
    24240486
    0385275X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • Crossref
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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