道徳教育推進教師に求められる 資質・能力と効果的な推進の在り方 に関する研究

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  • ドウトク キョウイク スイシン キョウシ ニ モトメラレル シシツ ・ ノウリョク ト コウカテキ ナ スイシン ノ アリカタ ニ カンスル ケンキュウ

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<p>本研究の目的は、道徳教育の推進の効果を定量的に検証し、影響を及ぼした要因について分析することを通し、求められる道徳教育推進教師の資質・能力や効果的な推進の在り方について明らかにすることである。そのために、公立小学校において道徳教育推進教師の立場でアクションリサーチを行った。推進の結果、特に道徳授業の質的改善が図られたため、その要因をM-GTAを用いて分析した。分析の結果、次の点が示唆された。①バラバラだった教職員の授業観が、児童が価値の多面性に気付き自己を見つめる授業に収斂し、教職員が授業のおもしろさを感じるようになった。②推進教師に求められる資質・能力は、一定の「道徳の見識」をもち「率先垂範」を行う姿勢である。③効果的な推進の在り方は、道徳通信による理解促進と自由な発言を保障した授業を相互作用的に行うこと、飛び込み授業や他校の実践を参観するなどの「実践を比較する場」の設定である。</p>

Journal

  • moralandeducation

    moralandeducation 337 (0), 27-38, 2019

    japanmoraleducationsociety

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