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- 永井 聖剛
- 愛知淑徳大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Self-Improvement and Nature: A Change in “Young Men” and the Birth of “Middle Age”
- 修養と自然 : 青年の変容と中年の誕生
- シュウヨウ ト シゼン : セイネン ノ ヘンヨウ ト チュウネン ノ タンジョウ
- ――青年の変容と中年の誕生――
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抄録
<p>明治二十年代に新しい日本の主導者として注目された「青年」は、明治三十年代後半、青年心理学という科学的言説によって、不安定で危険な世代として意味変容を余儀なくされた。時代は彼らに「修養」すなわち自(みずか)ら己(おのれ)を律し、身を立てることを求めた。修養ブームの到来である。またこれは同時に、すでに青年期を終えた者、すなわち〈中年〉の誕生をも意味していた。本稿は、自然主義文学の担い手を〈中年〉と定位し、彼らの「おのずから・あるがまま=自然」を受け容れる思考が修養的な激励とは対極的な、いわば同時代における対抗言説とでも呼ぶべきものを形成していたことを跡づけたものである。〈中年の恋〉を描いた「蒲団」以降の自然主義文学は、〈中年〉的な思考様式によって織りなされていたのである。</p>
収録刊行物
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- 日本近代文学
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日本近代文学 102 (0), 23-38, 2020-05-15
日本近代文学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390288060505611392
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- NII論文ID
- 130008038646
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- NII書誌ID
- AN00353904
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- ISSN
- 24241482
- 05493749
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- NDL書誌ID
- 030448176
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可