小型サーミスタ風速計による風洞実験での歩行者空間の瞬間風速評価

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タイトル別名
  • Evaluation of wind gust at pedestrian space with a small thermistor anemometer in wind tunnel experiment

抄録

本研究は、小型サーミスタ風速計により、風洞実験にてガストファクターを直接計測することを目的とした。まず、風速計の無指向性・プローブの器差が小さいことを確認した後、単体建物周辺の歩行者高さにおけるピーク風速の測定性能の検討を行った。小型サーミスタ風速計は約5Hzまでの変動を捉えることがわかった。建物側方の強風域では、ピークファクターとガストファクターは各々3.0、1.5程度で、同様の単体建物周辺流れを対象としたLESとよく一致した。また、野外観測によるガストファクターの推定式と定性的に一致する傾向が得られた。評価時間3秒の最大瞬間風速との関係や低風速域でのガストファクターの過小評価については、今後の課題である。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390288148340445056
  • NII論文ID
    130008043918
  • DOI
    10.14887/windengresearch.26.0_139
  • ISSN
    24355429
    24354384
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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