血液透析患者における赤血球容積分布幅(RDW),平均赤血球ヘモグロビン量(MCH)と腎性貧血治療との関連性

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タイトル別名
  • Relationship between red cell distribution width, mean corpuscular hemoglobin level, and the treatment of renal anemia in hemodialysis patients
  • ケツエキ トウセキ カンジャ ニ オケル セッケッキュウ ヨウセキ ブン ヌノハバ(RDW),ヘイキン セッケッキュウ ヘモグロビンリョウ(MCH)ト ジンセイ ヒンケツ チリョウ ト ノ カンレンセイ

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説明

<p>【目的】血液透析(HD)患者の赤血球容積分布幅(RDW),平均赤血球ヘモグロビン量(MCH)と腎性貧血治療との関連性を明らかにする.【対象】赤血球造血刺激因子製剤(ESA)投与中のHD患者926例.【方法】①RDWの中央値で分け比較.RDWを目的変数とした重回帰分析を施行.②赤血球数(RBC),MCHで分けESA量などを比較.③フェリチン,トランスフェリン飽和度で鉄欠乏・充足群に分けESA量などを比較.④鉄剤投与経路の差を比較.【結果】RDW高値群はMCH低値でESA量が多かった.RDWの規定因子はESA量,MCHなどであった.MCH 30 pg未満群はRDWが高くESA量が多かった.経口鉄剤群はRDWが低くESA量が少なかった.【結語】RDW高値,MCH低値のHD患者は赤血球の鉄利用低下が併存しESA量が多かった.MCHを指標に鉄剤を投与すればESAを減量できる可能性がある.</p>

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参考文献 (12)*注記

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