光と薬による特異的がん治療:光免疫療法の現状と展望
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- 小川 美香子
- 北海道大学大学院薬学研究院
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説明
最近、がんの新しい治療法として、光免疫療法(Photoimmuno therapy; PIT)の条件付き早期承認が認められた。PITは、抗体光感受性物質複合体を静脈投与後、がんに近赤外光を照射することによって行うがん治療法である。現在、上皮成長因子受容体(EFGR)に対する抗体であるセツキシマブに、光感受性色素であるIR700を結合させた薬剤が承認されている。本稿では、光免疫治療の特徴を紹介し、今後の発展の可能性について考察する。
収録刊行物
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- ファルマシア
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ファルマシア 57 (6), 475-479, 2021
公益社団法人 日本薬学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390288215572047744
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- NII論文ID
- 130008046648
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- ISSN
- 21897026
- 00148601
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可