ヴァイオリン合奏におけるリード関係の定量化―奏者間の身体動作のグレンジャー因果性に着目して―

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タイトル別名
  • Quantification of Influence in Violin Ensemble: Focusing on the Granger Causality of Body Movements Between Players
  • ヴァイオリン ガッソウ ニ オケル リード カンケイ ノ テイリョウカ : ソウシャ カン ノ シンタイ ドウサ ノ グレンジャー インガセイ ニ チャクモク シテ

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抄録

<p><tt> 本研究は,ヴァイオリン合奏における,奏者間の身体動作によって構築されるリード関係を定量化し,ヴァイオリン合奏がどのように成立しているかを解明することを目的とし,本稿では予備的な探索結果を報告する.</tt>2 <tt>者で同パートを演奏した際のリード関係を,グレンジャー因果性分析を用いて定量化し,奏者の合図,および奏者が評価した曲の難易度と対応づけて考察した.その結果,奏者が技術的に難しいと評価した部分ほど大きなまとまりでリード関係を構築する一方で,奏者が技術的に簡単であると評価した部分では小さなまとまりでフレーズの節目ごとにリード関係を構築していた.さらに,双方からのリードが抽出された部分は,合図を出す奏者がリーダーであると判断できる部分と,他の要因でリーダーが特定される部分,あるいは両者が働きかけ合ってい</tt><tt>てリーダー・フォロワーが存在しない部分がある可能性が示唆された. </tt></p>

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