造影CT 検査により評価した食道扁平上皮癌の ゴマフアザラシ(<i>Phoca largha</i>)の一例

  • 大野 晃治
    男鹿水族館GAO 岩手大学共同獣医学科小動物外科学研究室/動物病院動物園水族館動物診療科
  • 福井 大祐
    岩手県盛岡市

書誌事項

タイトル別名
  • Esophageal Squamous Cell Carcinoma in a Spotted Seal (<i>Phoca largha</i>) upon Examination by Contrast-Enhanced Computed Tomography
  • 造影CT検査により評価した食道扁平上皮癌のゴマフアザラシ(Phoca largha)の一例
  • ゾウエイ CT ケンサ ニ ヨリ ヒョウカ シタ ショクドウ ヘンペイ ジョウヒ ガン ノ ゴマフアザラシ(Phoca largha)ノ イチレイ

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抄録

<p> ゴマフアザラシ(Phoca largha),24歳齢,雌が慢性の吐出,嘔吐,食欲不振を示した。ミダゾラムとブトルファノールによる鎮静下で造影CT検査を行ったところ,食道と肝臓およびその周囲に多発する腫瘤が認められ,剖検と病理組織検査により,肝臓と膵臓への転移を伴う食道原発の扁平上皮癌(SCC)と診断した。鰭脚類の造影CT検査の報告は少なく,本症例は食道SCCの生前診断につなげるための貴重な報告である。</p>

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参考文献 (13)*注記

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