土地利用情報を加えた時空間分析による地下水中の硝酸性窒素濃度の補間

DOI Web Site Web Site 参考文献5件 オープンアクセス
  • 平岡 透
    長崎県立大学情報システム学部情報システム学科
  • 中川 啓
    長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科環境科学領域
  • 野中 尋史
    長岡技術科学大学大学院情報・経営システム工学専攻
  • 廣田 雅春
    岡山理科大学総合情報学部情報科学科
  • 鈴木 祥広
    宮崎大学工学教育研究部社会環境システム工学科

書誌事項

タイトル別名
  • Interpolation of Nitrate Concentration in Groundwater Using Spatiotemporal Analysis with Land Use Information
  • トチ リヨウ ジョウホウ オ クワエタ ジクウカン ブンセキ ニ ヨル チ カスイチュウ ノ ショウサンセイ チッソ ノウド ノ ホカン

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抄録

<p> 地下水中の硝酸性窒素濃度を密に把握するために,空間的に分布した観測地点の時系列の硝酸性窒素濃度を用いて未観測地点の硝酸性窒素濃度を補間する方法が提案されている.従来法は,既観測地点の硝酸性窒素濃度を用いて未観測地点の硝酸性窒素濃度を補間する際,既観測地点の硝酸性窒素濃度の影響度を既観測地点と未観測地点の空間的距離,既観測時点と未観測時点の時間的間隔,既観測時点と未観測時点の硝酸性窒素濃度の相関係数の三つの要素を用いて計算している.本稿では,従来法の三つの要素に各時点の既観測地点と未観測地点の周辺の土地利用状況の差異を加えることで補間の精度を向上させる方法を提案する.提案法の有効性を評価するために,都城盆地において808箇所の浅井戸で観測された2007年から2016年までの2月と8月の硝酸性窒素濃度を用いて数値実験を行った.数値実験の結果,提案法は従来法よりも高い精度で硝酸性窒素濃度の補間を行えることがわかった. </p>

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