習慣性顎関節脱臼患者に対する自己血注射療法施行症例の6年後の状況について

書誌事項

タイトル別名
  • Investigation of the prognosis for recurrent mandibular dislocation 6 years after autologous blood injection (ABI) therapy
  • シュウカンセイ ガク カンセツ ダッキュウ カンジャ ニ タイスル ジコ ケツ チュウシャ リョウホウ シコウ ショウレイ ノ 6ネンゴ ノ ジョウキョウ ニ ツイテ

この論文をさがす

抄録

<p>本研究は,習慣性顎関節脱臼患者に自己血注射療法を施行し,6年以上経過した症例の状況を調査した.初回自己血注射療法を施行し,6年以上経過を追跡し得た症例は18例で,そのうち14例は全身疾患を有する患者であった.初回治療から6年時で,生存は7例,他因死去が7例,連絡不能は4例であった.初回治療から6年時で,生存し再発のない奏功例は6/7(85.7%)であった.自己血注射療法は習慣性顎関節脱臼患者に対し低侵襲で,かつ効果的であった.全身状態が不良な患者にも安全に施行できることは特筆すべき治療法である.</p>

収録刊行物

  • 歯科医学

    歯科医学 84 (1), 7-11, 2021-03-25

    大阪歯科学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ