家庭医からみた街の鍼灸院の未来の機能

  • 藤沼 康樹
    医療福祉生協連家庭医療学開発センター 病鍼連携連絡協議会
  • 長谷川 尚哉
    病鍼連携連絡協議会 ㈱ソクラー・テクノス大磯治療院/ほんあつ治療院

書誌事項

タイトル別名
  • カテイイ カラ ミタ マチ ノ シンキュウイン ノ ミライ ノ キノウ

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抄録

  COVID-19 パンデミックにより非常事態宣言が発表され、地域の医療需給体制は変化をきたした と考えられるが、診療所の領域においても受療行動の変化を体験することとなった。Face to Face で受診するという役割から、感染症への対応にシフトし、その結果、軽症救急、健康問題に関連 したよろず相談のアクセシビリティも低下することとなった。鍼灸院においても同じような傾向 をとったと聞き及ぶが、この度は日本人の受療行動とケアのエコロジーから考えてみることにす る。病の意味へのアプローチとして FIFE、ライフ・ヒストリー、サルトジェネシスについての解 説を行い、家庭医の診察室に陪席する体験をしていただければと思う。その上で、これからの鍼 灸院を鍼灸学における診断治療技術以外に必要な事を想像する作業をディスカッションしてみた。

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