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肩関節部の夜間就寝時痛に対し鍼通電療法が有効であった1症例

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  • カタカンセツブ ノ ヤカン シュウシンジツウ ニ タイシシンツウデン リョウホウ ガ ユウコウ デ アッタ 1 ショウレイ

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【緒言】肩関節周辺の問題解決を期待して鍼治療を希望する患者の愁訴は、「可動域制限」または「痛 み」である。可動域制限には有痛性制限から関節拘縮等があり、痛みには動作時痛と安静時痛が あり、動作時痛は有痛性の可動域制限と重複する。安静時痛は炎症によると思われる自発痛と炎 症情報が見られない静止時痛に分けられると考える。今回、外傷に起因した肩関節拘縮を伴う夜 間就寝時痛を訴えた患者に対し鍼通電療法を実施した結果、有効な成績を経験したので報告する。 <br>【症例】78 歳 男性 <br>【病歴】20XX 年 12 月下旬、転倒による頭部外傷で緊急搬送され、頭部の傷の手当てが中心となった。 入院後に右肩関節に痛みを感じたため医師に相談、新年に検査を実施することになり、鎮痛薬が 処方された。1 月中旬、MRI の結果、腱板断裂の診断で 2 月下旬に手術が実施された。術後、肩痛 は軽快していたが、約 2 ヵ月間の肩関節安静の結果、可動域制限が顕著に見られていた。4 月初旬、 夜間就寝時痛を右肩関節に感じ始めた。 <br>【理学的所見(異常所見)】右肩関節 ROM 屈曲・外転:約 90°、外旋(第 1 肢位):約 20°、伸展: 約 30°、結髪:側頭部に手掌が届く、結帯:仙骨に手背が届く。ROM 測定時痛はなし。肩甲上腕 リズムの破綻。筋圧痛:棘下筋横走部・大円筋・小円筋・肩甲下筋下部線維。 <br>【評価】本症例は ROM 制限により肩甲帯筋の短縮が起こり、就寝時に牽引されることに起因して いると想定した。 <br>【治療】圧痛のある骨格筋に対し順次筋パルスを実施することとした。 <br>【経過】8 回の治療により ROM は不変であったが、夜間痛は消失した。 <br>【考察】肩関節夜間痛の原因は種々報告されているが、鍼治療の効果との関係を明らかにした報告 は見当たらない。筋パルスが筋内循環を促進することはいくつかの報告で証明されている。本症 例も鍼通電で効果が現れたことから、可逆的な病態が存在していたことが推測できる。<br>

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