好熱性酵素を用いた細胞外カスケード反応の構築と有用物質生産への利用

書誌事項

タイトル別名
  • Chemical Manufacturing through an <i>In Vitro</i> Cascade Reaction with Thermophilic Enzymes: Synthetic Metabolic Pathway Outside of Cells
  • 好熱性酵素を用いた細胞外カスケード反応の構築と有用物質生産への利用 : 細胞の外側でつくる人工代謝経路
  • コウネッセイ コウソ オ モチイタ サイボウ ガイ カスケード ハンノウ ノ コウチク ト ユウヨウ ブッシツ セイサン エ ノ リヨウ : サイボウ ノ ソトガワ デ ツクル ジンコウ タイシャ ケイロ
  • 細胞の外側でつくる人工代謝経路

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抄録

<p>コリネ型細菌によるグルタミン酸の発酵生産が商業化されて以来,わが国では有用微生物の育種研究が精力的に進められてきた(1).この過程で先人たちは,膨大な数の突然変異株ライブラリーから所望の特性を有した株を効率的に選抜するため,栄養要求性やアナログ物質耐性に着目するといったさまざまな工夫を施してきた.やがて時代がくだり,遺伝子組換え技術を用いた微生物ゲノムの改変が可能となったことで,発酵生産菌の育種研究も大いに加速化された.これらの研究は1998年のStephanopoulosらの著作(2)を契機に,metabolic engineering(代謝工学)という一つの学術分野として体系化されるに至っている.</p>

収録刊行物

  • 化学と生物

    化学と生物 58 (7), 389-395, 2020-07-01

    公益社団法人 日本農芸化学会

参考文献 (16)*注記

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