全内視鏡による経椎間孔到達法での隅角解離症例に対する骨病変の処理

DOI
  • 土田 隼太郎
    フジ虎ノ門整形外科病院脊椎センター
  • 北浜 義博
    市立御前崎総合病院脊椎センター 浜松医科大学医学部静岡大学共同専攻光医工学大学院

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タイトル別名
  • Full-endoscopic transforaminal lumbar discectomy and resection of bony fragment for adolescent posterior ring apophyseal separation

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抄録

<p>隅角解離を伴う椎間板ヘルニアに対する手術療法は広範囲の椎弓切除を必要とすることや,それに伴い固定術を施行することなどが報告されており,特に骨病変の除去が必要な場合は困難を伴うことが多い.全内視鏡下ヘルニア摘出術は7 mm径のカニューラを経椎間孔的に挿入し,硬膜腹側に直接的に到達してヘルニア摘出が可能な術式であり,本病態において神経をほとんど牽引せずに骨病変も含めたヘルニアの安全な摘出が可能である.通常の椎間板ヘルニアと異なり,骨病変は鉗子だけでは切除が困難なことがあるが,カニューラ先端で神経を保護しながらハイスピードドリルを使用することで安全に切除が行えた.</p>

収録刊行物

  • Journal of Spine Research

    Journal of Spine Research 12 (7), 958-965, 2021-07-20

    一般社団法人 日本脊椎脊髄病学会

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