平成28年熊本地震後初期の建設会社の応急復旧対応に関する調査結果

書誌事項

タイトル別名
  • EMERGENCY RECOVERY RESPONSES OF LOCAL CONSTRUCTION COMPANIES IMMEDIATELY AFTER THE 2016 KUMAMOTO EARTHQUAKE

抄録

<p> 熊本地震直後の社会基盤設備の応急復旧での地元建設会社の初動対応の実態把握と課題抽出を目的とし,ヒアリング及びアンケート調査を実施した.調査結果と課題は次の通り.(1) 地震後の初動対応に遅れや混乱が発生した.協定内容の改善が必要である.(2) 対応工事の必要資源の不足が発生した.防災計画等での考慮が必要である.(3) 建設会社が実施した応急復旧工事における,費用清算面の問題はなかったが,施工数量の確定や支払処理の円滑化が課題として残った.(4) 応急復旧作業時は作業安全レベルが低下していた.地震後の工事を対象とした安全教育システムの確立が急務である.(5) 事故発生時には「公務災害補償」と同等の補償の適用を望む回答が大半を占めた.法律面を含めた補償制度面の対応が必要である.</p>

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参考文献 (1)*注記

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