抗がん剤治療による副作用(小児骨肉腫)

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タイトル別名
  • Adverse effects associated with Chemotherapy (pediatric osteosarcoma)

抄録

<p>骨肉腫の発生頻度は人口100万人あたり1~1.5人程度であり希少がんの一つとされている。罹患者は若年層に多く10~20歳代で全体の60%を占める。好発部位は長官骨の骨幹端で大腿骨遠位、脛骨近位、上腕骨近位の順に多い。骨肉腫に対する抗がん剤治療は、腫瘍切除術の前後に実施され、全体の治療期間は10ヵ月~1年となる。しかし、これら抗がん剤治療では、脱毛、嘔吐、白血球減少など重篤な副作用が生じ、患者の Quality of Lifeの低下を招く場合が多い。</p><p>本発表では、家族の抗がん剤治療;骨肉腫(左脛骨近位)に対する8ヵ月間の術前化学療法及び5ヵ月間の術後化学療法時の副作用(悪心、嘔吐、腹痛、骨髄抑制、口内炎、脱毛、出血性膀胱炎、難聴、そう痒等)及び支持療法についての経験を紹介する。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390289011246227072
  • NII論文ID
    130008073968
  • DOI
    10.14869/toxpt.48.1.0_w6-2
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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