書誌事項
- タイトル別名
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- Desmoid Breast Tumor after Breast-Conserving Surgery for Breast Cancer—A Case Report—
- ニュウガン オンゾン リョウホウ ジュツゴ ニ ハッショウ シタ デスモイドガタ センイ シュショウ ノ 1レイ
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抄録
<p>症例は56歳,女性.51歳時に左乳癌(粘液癌,D区域,pT1cN0M0 Stage I)に対し左乳房部分切除術およびセンチネルリンパ節生検を施行した.温存乳房照射後にタモキシフェン内服中であった.術後5年目のUS検査にて左B区域に低エコー腫瘤が出現した.針生検が施行されspindle cell tumorの診断となり,温存乳房内再発の疑いで当院を受診した.画像検査では,内部不均質な腫瘤であった.針生検検体の再顕鏡で核密度,核異型の低い紡錘形細胞の増生を認めた.以上より,局所再発は否定的でデスモイド型線維腫症が疑われ,乳腺腫瘍摘出術を施行した.病理結果はデスモイド型線維腫症の診断となった.針生検で確定診断が困難であるデスモイド型線維腫症だが,病理・画像検査を慎重に行い,適切な治療方針を決定することが重要であると考えられた.</p>
収録刊行物
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- 日本臨床外科学会雑誌
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日本臨床外科学会雑誌 82 (2), 339-343, 2021
日本臨床外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390289225021220608
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- NII論文ID
- 130008080923
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- NII書誌ID
- AA11189709
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- ISSN
- 18825133
- 13452843
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- NDL書誌ID
- 031319782
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可