陸上構造物に作用する津波波圧評価に対するDualSPHysicsの適用性の検討

  • 山本 剛士
    株式会社ハイドロ総合技術研究所 研究開発センター
  • 安田 誠宏
    関西大学 環境都市工学部都市システム工学科
  • 富田 達也
    三井共同建設コンサルタント株式会社

書誌事項

タイトル別名
  • VERIFICATION OF APPLICABILITY OF DUALSPHYSICS FOR EVALUATION OF TSUNAMI WAVE PRESSURE ACTING ON LAND STRUCTURE

説明

<p> 近年のGPUなどのコンピュータの処理能力の向上に伴い,数値モデルを実現象の解明に適用する研究事例が増えてきており,海岸構造物の設計にも適用されつつある.SPH法に基づくオープンソース流体解析コードDualSPHysicsは,GPU解析が可能である点から海岸構造物の設計への適用が期待される.本研究では,陸上構造物に作用する津波波圧評価に対するDualSPHysicsの適用性を検証した.また,計算精度・計算コストについて,OpenFOAMによる解析結果と比較した.両数値モデルで津波波圧評価への適用性が示された.特に,DualSPHysicsで境界条件mDBCを用いると低解像度でも実験結果と良好に対応した.OpenFOAMの方が計算コストは大きいが,衝撃波圧を除くと精度良く評価することができた.計算コストを考慮すると,陸上構造物に作用する津波波圧評価にはDualSPHysics + mDBCの適用性が高いといえる.</p>

収録刊行物

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