ステップアップ型・分岐型の電子パスの開発

  • 成田 淳
    長野医療生活協同組合 長野中央病院 クリティカルパス委員会

書誌事項

タイトル別名
  • Development of Electrical pathway-system of step-up and multi-way type
  • ステップアップガタ ・ ブンキガタ ノ デンシ パス ノ カイハツ

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抄録

<p> アウトカムを同じくする医療業務のまとまりを《ステップ》と定義し、各《ステップ》をつないでいく電子パスを開発した。従来は○日目に□□を行うという考え方でパスを設計してきたが、今回はアウトカム△△を達成したら□□を行うという考え方を採用した。特徴は、時間軸で事象を決めないアウトカム達成型のパスであることと、状況に合わせてステップを連結させるステップアップ型・分岐型のパスであることである。オーダリングと電子カルテシステムの工夫を行い、患者の状態を把握しながらチーム医療を進めることのできるツールの開発を目指した。患者の状態にパス自体を合わせるため、バリアンスの登録は行わず、登録された電子コードを自動集計してパスの分析に活用しようと考えている。本電子パスは、パスに患者を合わせることなく、患者にパスを柔軟に合わせていくシステムである。2011年2月から実診療への使用を開始し、随時パスを作成し適応を広げている。</p>

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