中国P2P ネット金融における差別

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タイトル別名
  • The Discrimination against Non-financial Characteristics of Borrowers in Chinese P2P Lending

抄録

<p>中国のP2P ネット金融は、ここ10 年の間、大きく成長してきた。本稿では大手P2P ネット金融プラットフォームである「人人貸」(RRD)の取引レコードを用いて、借手の非金融的属性(年齢、性別、婚姻状況など)がローン証券の成約、デフォルト及び収益に与える影響を3つの統計モデルに基づき分析した。結果として、標準的な経済学の理論に反し、統計モデルではローン証券の成約、デフォルト率と収益率に借手の非金融的属性が有意に効いていることが確認できた。これは貸手がローン証券に投資する際、借手の非金融的属性を積極的に利用していることを意味し、借手の非金融的属性が金融的属性と同じ、貸手にとっては非常に重要な借手情報である。さらに、性別、学歴、婚姻状況と勤務所在地に対する差別は合理的な統計的差別(Statistical Discrimination)に対して、年齢に対する差別は非合理的選好による差別(Taste-based Discrimination)と判別することができた。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390289564745064320
  • NII論文ID
    130008098295
  • DOI
    10.20752/japf.7.0_13
  • ISSN
    21899258
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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