膜乳化—共重合法による数十μmの単分散性ポリマー粒子の合成とその固相抽出特性評価

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タイトル別名
  • Synthesis of Monodisperse Polymer Particles with Dozens μm by a Membrane Emulsification-Copolymerization Method and Evaluation of Solid-phase Extraction Characteristics
  • 膜乳化-共重合法による数十μmの単分散性ポリマー粒子の合成とその固相抽出特性評価
  • マク ニュウカ-キョウ ジュウゴウホウ ニ ヨル スウジュウmm ノ タンブンサンセイ ポリマー リュウシ ノ ゴウセイ ト ソノ コソウ チュウシュツ トクセイ ヒョウカ

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抄録

<p>固相抽出法に用いられる多孔質ポリマー粒子を均一径で合成する手法を確立した.シラスポーラスガラス(Shirasu Porous Glass, SPG)膜乳化法を用いて,モノマーと細孔調節剤との混合溶液の水中油滴型エマルションを作製したのち,懸濁重合法によって多孔質ポリマー粒子を合成した.得られた多孔質ポリマー粒子は,固相抽出剤に好適とされる50〜60 μmの粒子径で,粒子径の変動係数CVは9.5% であった.多孔質ポリマー粒子の単分散性は,汎用されている機械分散法により得られる多孔質ポリマー粒子よりも良好であり,多孔質ポリマー粒子の合成において律速となっている分級操作の省略が可能であると判断した.SPG膜乳化法と機械分散法により得られた多孔質ポリマー粒子を固相抽出剤として用い,極性有機化合物に対する固相抽出特性を比較したところ,両者は同等の固相抽出特性を示すことが判った.</p>

収録刊行物

  • 分析化学

    分析化学 70 (7.8), 435-441, 2021-07-05

    公益社団法人 日本分析化学会

参考文献 (26)*注記

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