Production of offspring from non-frozen vacuum dried spermatozoa
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- USHIGOME Natsuki
- Faculty of Life and Env. Sciences, University of Yamanashi
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- WAKAYAMA Sayaka
- A.B.C., University of Yamanashi
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- ITO Daiyu
- Faculty of Life and Env. Sciences, University of Yamanashi
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- OOGA Masatoshi
- Faculty of Life and Env. Sciences, University of Yamanashi
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- WAKAYAMA Teruhiko
- A.B.C., University of Yamanashi
Bibliographic Information
- Other Title
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- 非凍結真空乾燥技術で作製した精子からの産仔作出
Description
<p>【目的】凍結乾燥精子を用いた顕微授精胚は,新鮮精子を用いた場合と比べて産仔率が大きく低下してしまう。この原因として最初の凍結で生じるとされる氷晶形成に着目し,凍結処理を行わずに乾燥させた非凍結真空乾燥精子から子供が産まれるのか検討した。また凍結保護剤の添加や乾燥時の周囲温度が産仔率へ与える影響についても検証した。【方法】ICR系統のマウス精子と卵子を用いた。精子は前培養後,アンプル瓶に分注しEYELA FDU2200を用いて6時間の乾燥処理を行った。試料は冷凍庫で3日以上保存し,加水して実験に使用した。実験1では非凍結の効果,実験2では精子懸濁液量の影響,実験3では乾燥保護剤(PVP)の効果,実験4では冷却により乾燥速度を低下させた場合の影響について,精子の形態,DNA損傷度(コメットアッセイ),ICSI後の発生率,胚盤胞の細胞数,および産仔率で評価した。【結果】実験1: 非凍結真空乾燥精子は従来の凍結乾燥精子に比べ,精子の頭部と尾部が分離している精子の割合が低下したが,胚盤胞率に差はなかった。実験2: 精子懸濁液を50 µLから5 µLまで少なくすると,DNA損傷度が増加し胚盤胞率が低下した。実験3・4: PVPの添加と乾燥時の周囲温度の低下(約0.4℃)による乾燥速度の低下で,精子のDNA損傷と形態的損傷を抑え,胚盤胞率が向上し胚盤胞の細胞数が増加した。胚移植により非凍結真空乾燥精子から産仔を得ることに成功したが産仔率は改善されなかった。【考察】本研究により,精子を乾燥保存するために凍結処理は必須ではないこと,および凍結乾燥精子の低産仔率の原因は,凍結処理よりも乾燥処理で生じるダメージによるものである可能性が示された。今後,乾燥条件に的を絞り乾燥精子の産仔率向上を目指すのと同時に,ACS率やγ-H2AX解析を用いて,コメットアッセイでは得られなかったより詳細な精子のDNA損傷を解析し,乾燥保護剤や冷却処理が精子に対してどのような作用をもたらして発生率を改善したか明らかにしたい。</p>
Journal
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- The Journal of Reproduction and Development Supplement
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The Journal of Reproduction and Development Supplement 114 (0), P-87-P-87, 2021
The Society for Reproduction and Development
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390289697239984128
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- NII Article ID
- 130008103980
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed