前庭誘発筋電位検査 (VEMP) の基礎と臨床
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- 岩﨑 真一
- 名古屋市立大学大学院医学研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科
書誌事項
- タイトル別名
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- BASIC AND CLINICAL ASPECTS OF VESTIBULAR EVOKED MYOGENIC POTENTIALS
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抄録
<p> 前庭誘発筋電位検査 (vestibular evoked myogenic potential: VEMP) は, 強大な音響刺激によって誘発される, 前庭由来の筋電位である。 胸鎖乳突筋から記録される前庭誘発頸筋電位 (cVEMP) と外眼筋から記録される前庭誘発眼筋電位 (oVEMP) とがあり, cVEMP は球形嚢の機能を反映し, oVEMP は卵形嚢の機能を反映する。 これらの検査と, 半規管機能検査である温度刺激検査や video head impulse test を組み合わせて行うことによって, 前庭機能の詳細な評価が可能となる。 本稿では, oVEMP, cVEMP の原理と記録法, 臨床での活用例について概説する。</p>
収録刊行物
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- 耳鼻咽喉科展望
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耳鼻咽喉科展望 63 (5), 198-205, 2020-10-15
耳鼻咽喉科展望会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390289719155715712
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- NII論文ID
- 130008104474
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- ISSN
- 18836429
- 03869687
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可