停学と退学の罰からみる日本近代学校秩序の創出と維持

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書誌事項

タイトル別名
  • Creation and Maintenance of the Modern School Order in Japan as Seen in Suspension and Expulsion: Based on Meiji-Era “School Management Books”
  • 停学と退学の罰からみる日本近代学校秩序の創出と維持 : 明治期「学校管理法書」に着目して
  • テイガク ト タイガク ノ バツ カラ ミル ニホン キンダイ ガッコウ チツジョ ノ ソウシュツ ト イジ : メイジキ 「 ガッコウ カンリホウショ 」 ニ チャクモク シテ
  • 明治期「学校管理法書」に着目して

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説明

<p> 本稿は、明治期に出版された「学校管理法書」の停学と退学の罰の記述から、同書の著者らが、いかに近代学校秩序を創出、維持すべきと論じたのかを解明しようと試みたものである。この作業をとおして、停学処分には、学校に所属すべき児童とはどういう者かを児童らに認識させる機能が、退学処分には、学校教育が前提とする個人の変容可能性という信念を維持する機能が与えられていたことを明らかにした。</p>

収録刊行物

  • 教育学研究

    教育学研究 88 (2), 211-222, 2021

    一般社団法人 日本教育学会

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