AIによる骨格検出を用いたコンピュータ使用時の視距離推定の試行
説明
GIGA スクール構想の実現に向けて学習者用コンピュータ等が整備されるなど,児童生徒のコンピュータの活用が進んでいる.一方で,それによる児童生徒の視力の低下や姿勢の悪化など,健康面への影響も懸念されている.本研究では,コンピュータの使用時における視距離に着目し,コンピュータのフロントカメラと AI による骨格検出を用いて視距離を推定することを試みた.大学生を対象とし,フロントカメラで撮影した,視距離が 20cm,30cm,40cm,50cm および 60cm の 5 段階の画像を学習データとして収集し,AI に学習させた.同様に撮影した未知のデータを用いて評価したところ,おおむね適切に視距離を推定できることが示された.この方法を用いることで,コンピュータの使用時における視距離を自動的に推定し,適切な視距離を保てるようにフィードバックを提示することが可能であると考えられる結果であった.
収録刊行物
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- 日本教育工学会研究報告集
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日本教育工学会研究報告集 2021 (1), 129-134, 2021
一般社団法人 日本教育工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390289920609708160
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- NII論文ID
- 130008107519
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- ISSN
- 24363286
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可