セットバック型に改良された沼川第二放水路の現地放水実験

書誌事項

タイトル別名
  • FIELD EXPERIMENT ON FLOOD DISCHARGE THROUGH AN OPENING OF NUMAKAWA-DAINI FLOODWAY OF SET-BACK TYPE

抄録

<p> 沼川第二放水路の1号放水路が波浪作用により埋積した状態で,貯水槽水位を最高水位(T.P.+4.6m)まで高めてフラッシュ放流実験を行った.現地実験では,GPS-RTKとUAVにより放水前後の3次元海浜地形変化を測定するとともに,貯水槽と放水路吐口での放水時の水位変化を観測した.実験の結果,吐口を約1m開口させた上で貯水槽水位をT.P.+4.6mまで高めて放水を行えば,砂で埋積した吐口からの放水が可能で,1回のフラッシュ放流により函体内土砂を約21m3だけ排出できることが分かった.また,1号水路の東側面に細長いV字状の溝を掘ることが流路形成に有効なことが分かった.</p>

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被引用文献 (2)*注記

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