救急医療における患者・家族の治療に対する意思決定支援への新たな視座

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タイトル別名
  • New Viewpoints Regarding Emergency Patient Treatment Decision Making with the Family
  • 大会長講演 救急医療における患者・家族の治療に対する意思決定支援への新たな視座
  • タイカイチョウ コウエン キュウキュウ イリョウ ニ オケル カンジャ ・ カゾク ノ チリョウ ニ タイスル イシ ケッテイ シエン エ ノ アラタ ナ シザ

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抄録

<p>救急医療における患者・家族の治療に対する意思決定に関して、これまで取り組んできた三つの臨床研究から、1. 医師は、家族が意思決定の後、それ以降の話し合いはしないが家族は決定後も気持ちが揺らぐ、2. 家族は、苦慮して代理意思決定し、その決定は重責である、3. 看護師は意思決定のケアは重要であると認識しながら十分にできず、困難・葛藤を抱くという内容が明らかになった。しかしながら、代理意思決定によるさまざまな精神的影響を踏まえ、「患者・家族は意思決定への参加を本当に望んでいるか」という新たな問いが生じた。その問いに対して、意思決定能力とストレスとの関係、さらに医療者の善行のもと、ナッジ的意思決定を新たな視座として論じる。</p>

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