アッサム州における近年の農業変容と地域社会
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- 浅田 晴久
- 著者所属: 奈良女子大学研究院人文科学系
書誌事項
- タイトル別名
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- Agricultural Land Use Changes and Local Communities in Assam :
- A Case Study in the Indigenous Non-tribal Hindu Village in Assam
- ―在来ヒンドゥー教徒村落の耕地利用変化に着目して―
抄録
<p>本稿は、アッサム州で進行しつつある農業の変容について、在来ヒンドゥー教徒村落でみられる耕地利用の転換を切り口にして、その一端を明らかにするものである。調査村では、生産性の低迷、配給米の支給、不安定な天候、労働力の不足などが原因となり、稲作以外の用途に転換される耕地が出現している。稲作が行なわれなくなった耕地は、その大きさや立地環境によって林地か養魚池のいずれかの用途として利用されるが、造成コストがほとんどかからず、すぐに現金収入が見込める養魚池への転換を選択する村人が多くなっている。ヒンドゥー教徒の村人が直接魚を捕獲して販売することは宗教的な理由から忌避されるため、養殖魚の販売ビジネスは周辺村落に居住するムスリムが担っている。草の根レベルでヒンドゥーとムスリムが互いに協力し合うことで、農業の多様化が進行しており、両コミュニティの関係について、経済的な側面から見ると、従来考えられてきたものとは異なる関係性がみられる。</p>
収録刊行物
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- 南アジア研究
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南アジア研究 2020 (32), 6-34, 2021-09-30
日本南アジア学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290072658267904
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- NII論文ID
- 130008116134
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- ISSN
- 21852146
- 09155643
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可