食べる楽しみ,味わう喜びへの支援

  • 有本 正子
    東京医科歯科大学医学部附属病院臨床栄養部
  • 斎藤 恵子
    東京医科歯科大学医学部附属病院臨床栄養部
  • 井津井 康浩
    東京医科歯科大学医学部附属病院臨床栄養部 東京医科歯科大学医学部附属病院医療連携支援センター 東京医科歯科大学医学部附属病院消化器内科

書誌事項

タイトル別名
  • Nutritional Supports for Joy of Eating and Tasting
  • 食べる楽しみ,味わう喜びへの支援 : 食事のQOL
  • タベル タノシミ,アジワウ ヨロコビ エ ノ シエン : ショクジ ノ QOL
  • ―食事のQOL―

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抄録

<p>がん患者は,がんの部位や治療・病期の進行・筋力低下などさまざまな理由により嚥下障害が生じ,食事摂取困難に陥ることがある.がん患者にとって,食事摂取量は術後感染症予防や治療完遂,生存率に重要であることが知られている一方,嚥下障害による食事摂取困難は,体重減少・低栄養・サルコペニアの原因となり,患者の生活の質(quality of life:QOL)低下につながる可能性がある.食事は栄養補給としての意味合いだけではなく,心理的な満足感にも大きく関係しているため,嚥下障害があるがん患者の病期や状態に応じた食事・食形態への配慮は,治療面からも患者のQOL面からも非常に重要である.</p>

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参考文献 (6)*注記

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