輸出用植木類の根部土壌除去後の保湿資材の違いが水分ストレスに及ぼす影響
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- 髙橋 玄
- 千葉県農林総合研究センター花植木研究室
書誌事項
- タイトル別名
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- The effect of different moisture retention materials on water stress after root soil removal in export trees
抄録
<p> 千葉は植木類の生産が盛んな県であり、イヌマキを中心に中国やベトナム、台湾へ輸出が行われている。植木類の輸出は、検疫の厳格化により土壌を除去しての輸出を義務付ける国が増えており、根洗い技術の確立が輸出拡大のための課題となっている。根洗いは、根圏に生息するセンチュウ類を効率よく除去できる反面、根傷みに伴う樹勢の衰退により、作業後に枯死することもある。そこで、根洗いによる樹勢の衰退を軽減するために、土壌除去後に使われる根の保湿資材・被覆資材の検証及び選定を行った。その結果、慣行の保湿資材である水苔と比較して、ピートモスで保湿した場合、根洗い後の葉身含水率が高く維持され、枯死葉の割合も有意に低かった。また、細根の発生は、水苔よりピートモスの方が多かった。一方、根を包む被覆資材については、供試した3種の資材(ポリフィルム、不織布、ネット)の間で、枯死葉の割合や葉身含水率に差は見られなかった。これらの結果から、ピートモスは樹体の水分ストレスを軽減でき、樹勢衰退の軽減に有効だと考えられ、根部土壌除去後の保湿資材にはピートモスが適している。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 412-, 2021-05-24
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290088581286656
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- NII論文ID
- 130008117811
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可