廉価版GNSSを用いたスマート測量システムの開発と測量精度の評価
書誌事項
- タイトル別名
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- Development of Smart SOKURYO system integrated low cost GNSS and evaluation of survey accuracy
説明
<p>森林経営管理制度を推進するため、森林境界明確化の現地調査を効率化するために森林内での高精度な測量システムが必要である。また、造林補助申請図についても効率的な技術の導入が求められている。</p><p>本研究では、森林内での位置精度を検証するため2周波GNSSモジュールZED-F9P(u-blox)が搭載されたDG-PRO1RWS (ビズステーション)を用いて2周波マルチGNSS-RTK方式にて位置精度の検証を行った。検証場所は長野県林業総合センター内の約3haの樹林地とし、検証杭26点を基準点測量にて設置した。それぞれの観測条件を変更して検証した結果、以下のことがわかった。</p><p>1) 観測条件の比較</p><p>最低衛星仰角と最低シグナルレベルの条件において、それぞれ30度と30dBHzの組み合わせが高い精度であった。</p><p>アンテナ高の条件において1.8mと4.8mとの比較では4.8mの方が高い精度であった。</p><p>2)GNSSアンテナの比較</p><p>u-blox標準アンテナと高性能型アンテナを比較した場合、平均較差が78㎝から45㎝に向上し、最大較差も3.2mから1.8mに改善した。</p><p>このような結果を踏まえ、森林境界明確化の現地調査や造林補助申請図の作成や照査のためのシステムの設計と開発を行った。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 76-, 2021-05-24
一般社団法人日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290088581327360
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- NII論文ID
- 130008118035
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可