航空機LiDARによる葉群三次元分布の把握 - 落葉広葉樹林の事例 -
書誌事項
- タイトル別名
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- Estimating three-dimensional distribution of leaves using airborne LiDAR - A case of deciduous broad-leaved forest -
説明
<p> 森林は林齢と種構成、撹乱の有無によって異なる複雑な三次元構造を形成し、森林生態系の炭素収支や生物多様性に影響を及ぼす。近年、森林の有する多面的機能を考慮した森林管理意識の高まりから、データ取得事例が増加している航空機LiDARは、非破壊的に広域の森林三次元構造を把握する方法として注目されている。一方で、植生密度の高い場所でパルス数が不足すると、推定精度が下がるなどの問題が指摘されている。したがって、現地調査による検証の積み重ねが重要である。本研究では、岐阜県高山市の落葉広葉樹二次林を対象に2011年の航空機LiDARデータからレーザーの林冠透過率を算出し、Beer-Lambert則に基づいて植物面積指数(以下、PAI)の垂直構造の把握を試みた。精度評価には、2019年に光量子センサーで計測した相対光量子束の垂直分布と、円形プロット50地点の2011年毎木調査データへアロメトリー式の適用を以て推定した葉面積指数(LAI)の垂直分布を使用した。また、従来の代表的な推定手法である、全天空写真、相対光量子測定、アロメトリー式、リタートラップで、4プロットのLAIもしくはPAIを推定し、手法の違いによる推定値の差異を考察した。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 435-, 2021-05-24
一般社団法人日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290088581673216
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- NII論文ID
- 130008117860
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可