木製品の製作と被写体認識基盤サービスを用いた情報化

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タイトル別名
  • Computerization of Student's Woodcraft Works by Object Recognition Platform Service

抄録

<p>本研究では、被写体認識基盤サービスを利用して、学生が製作した木製品の個品認証を試みた。2020年6月から7月に大学の学部授業(木材手工具加工法)において、学生が木組みのおもちゃであるクミノを4個製作し、レーザー加工機で製作者氏名等を刻印した。それらを正面から撮影し、被写体認識基盤サービスを利用し画像認識システムのサーバにサムネイル画像を登録した。また、Googleサイトを利用してクミノの製作過程を記録したホームページを作成した。これらの登録後、タブレット端末を用いて撮影したクミノの写真データをサービス専用のホームページを介して画像認識システムのサーバに送信した。</p><p>授業実践の結果、被写体の撮影条件が良好な場合は被写体検索の結果およそ7割がサムネイル画像と一致し、個品認証の技術が木製品に応用できる可能性を見いだせた。また、製作過程を記録したホームぺージと紐づけることにより木製品とその製作者が結び付き、付加価値の向上に寄与することを理解していた。一方で、画像認識の仕組みの理解やサムネイル画像の撮影条件などについての学生向けの使用マニュアルの作成を今後の検討課題とした。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390290088582075776
  • NII論文ID
    130008117653
  • DOI
    10.11519/jfsc.132.0_208
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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