モウソウチクの葉から抽出した植物ケイ酸体の粒度分布分析手法の検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Analytical method for particle size distribution of phytoliths extracted from Moso bamboo leaves
抄録
<p>ケイ酸集積植物として知られるタケ類は、葉などにケイ酸を集積し、生体鉱物である植物ケイ酸体を生成する。植物ケイ酸体は、2 µm未満から200 µmを超えるものまで、様々な粒径を持つ粒子であることから、植物の枯死・分解過程を経て土壌に供給されると、土壌粒子の一部として機能する可能性が考えられる。そこで本研究では、植物ケイ酸体の土壌生成への寄与を明らかにするための基礎的研究として、モウソウチクの葉リターから植物ケイ酸体を抽出し、土性の粒度分布(USDA法)に従った粒径分画を試行した。試料は、京都府内の竹林でリタートラップにより採取した葉リターを用いた。洗浄・乾燥の後、1 cm片に切断した葉3 gを硝酸で湿式灰化し、0.45 µmメンブレンフィルターで吸引ろ過し、植物ケイ酸体を得た。この粒子を脱イオン水中で超音波処理により分散させ、ストークス則に基づく沈底法および篩捌により、粘土(2 µm未満)、細シルト(2~20 µm)、粗シルト(20~50 µm)、砂(50 µm~2 mm)に分画した。また、試料調整時における葉の機械的粉砕が、これらの粒度分布に及ぼす影響について比較検討した。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 494-, 2021-05-24
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290088582107008
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- NII論文ID
- 130008117886
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可