植栽を推進する地域の設定が伐採傾向に与える影響
書誌事項
- タイトル別名
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- The impact of zoning to promote planting on logging
抄録
<p>九州某市において、「植栽を促進する地域」(以下、促進地域という)の設定が、皆伐実施面積と実施場所に与えた影響を分析した。市の担当者によると、再造林を厭った林業事業体が、促進地域内の皆伐を控えている可能性がある。本研究では、促進地域の設定が皆伐の傾向に与えた影響を、傾向スコアによる逆確率重みづけ法で算出したATT(average treatment effect on the treated:処置群での平均処置効果)により評価した。その際、林齢、傾斜、道からの距離を共変量とした。分析の結果、促進地域内における2年間の皆伐面積が全面積の1.23%であるなか、ATTは-0.22%±0.11%(95%信頼区間)だった。この結果は、促進地域内では促進地域外より皆伐が行われない傾向となったことを示している。また、促進地域の設定が皆伐地選定の空間的条件にも影響を与えている可能性があった。施業に与える影響を客観的に評価することが、実効性の高い政策策定には必要不可欠である。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 59-, 2021-05-24
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290088582132992
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- NII論文ID
- 130008118054
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可