研究係の立場からの知的障害特別支援学校教員の協働場面に対する介入 ―一事例継続検討プログラム「5分間ミーティング」の導入を通して―

書誌事項

タイトル別名
  • Intervention for Teachers' Collaborative Practice: Case Study of “5-Minute Meetings”
  • ケンキュウガカリ ノ タチバ カラ ノ チテキ ショウガイ トクベツ シエン ガッコウ キョウイン ノ キョウドウバメン ニ タイスル カイニュウ : イチジレイ ケイゾク ケントウ プログラム 「 5フンカン ミーティング 」 ノ ドウニュウ オ トオシテ

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抄録

<p>本研究は、特別支援学校(知的障害)の複数担任チームの協働を向上させることを目的に、担任チームで実施する「5分間ミーティング」(以下、5M)という一事例継続検討プログラムを開発し、研究係の係長という立場から学校全体に介入する実践を行ったものである。C特別支援学校の教員115名がプログラムに参加した。実践経過と職員アンケートを分析した結果、5Mを学校で導入・運営するにあたって、「教員の主体的な取り組みを促すための働きかけ」「視覚的なツールを使った教員とのコミュニケーション」「研究の実施状況を把握する方法の確立」「出張する教員の多い集団に配慮すること」が有効であることが示唆された。また、職員アンケートの結果から、5Mに取り組んだ教員は、支援目標と支援方法を複数担任チーム内で共有できる点を高く評価していることが明らかとなった。</p>

収録刊行物

  • 特殊教育学研究

    特殊教育学研究 59 (1), 37-46, 2021-05-31

    一般社団法人 日本特殊教育学会

参考文献 (1)*注記

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