台風内気圧・風速・波高のパラメータ表示式の検討

書誌事項

タイトル別名
  • INVESTIGATION OF PARAMETRIC MODELS FOR ATMOSPHERIC PRESSURE, WIND SPEED AND WAVE HEIGHT IN A TYPHOON

抄録

<p> 台風・ハリケーン(以下,差支えがない限り台風と言う)内の気圧・風速・波高を近似する各パラメータ表示式の特性を調べた.気圧に対して周知のMyers式およびこれを拡張した形状指数Bを含むHolland式と楕円型分布式,風速に対してこれらの分布を使用する傾度風モデルに基づく各特性を相互比較した.気圧の平面分布はBや楕円化により中心から遠方場に向けて変化する挙動に差を生じさせる.風速の平面分布はBの増大に伴う台風半径付近の最大値の増加と強風域の縮小を生じさせ,SGW式や楕円型気圧分布の導入も最大値の増加を可能にする.台風半径Rを中心気圧差∆Pcの関数とする場合,井島ほかの式およびYoung et al.の式による最大波高は∆Pcと移動速度Vの関数として表され,V = 45 km/h付近での最大値から周囲に向けて減少する.SWANは概略では最大風速域付近に最大波高域を出現させるパターンが認められた.</p>

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参考文献 (10)*注記

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