書誌事項
- タイトル別名
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- Public awareness and intent to engage in criminal justice
説明
<p>近年,犯罪加害者の立ち直りにおいて,一般市民の理解と協力に基づく更生保護の重要性が指摘されている。一方で,犯罪被害者の立ち直りについては,周囲の人や地域社会との関わりの中で検討されることは少なかった。また,既往研究により,陪審員や地域防犯活動,警察への協力活動等の刑事司法分野における個人の関与意図には,警察や裁判所等の関係機関に対する評価が影響することが指摘されている。そこで本研究は①一般市民が更生支援と犯罪被害者との関わりに対して持つ認知や関与に対する行動意図と,②行動意図と関係機関に対する評価との関係性を明らかにすることを目的とする。2020年3月に800名を対象とするインターネット調査を行い,得られたデータを基に共分散構造分析を行った。その結果,警察や裁判所に対する信頼は更生支援に対する参加意図に寄与することが明らかになった。しかし,被害者支援に対する参加意図には警察や裁判所等の関係機関に対する評価より,地域の構成員が協力し合うことで犯罪等に対応することができると感じる“集合的効力感”が影響を与えることが明らかになった。</p>
収録刊行物
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- 日本心理学会大会発表論文集
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日本心理学会大会発表論文集 84 (0), PC-064-PC-064, 2020-09-08
公益社団法人 日本心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290316512737280
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- NII論文ID
- 130008126584
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- ISSN
- 24337609
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可