デスクワーク労働者のパフォーマンスに関連する要因の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Consideration of factors relating to the performance of desk job workers

抄録

<p>【目的】本研究は「現場の負担を抑えたセンシングでストレスや幸福度を定量し健康経営オフィスを実現するシステムの開発」(日本医療研究開発機構)の中から,質問紙データを用い,労働者の日々のパフォーマンス(被験者が感じる自身の仕事の能率)と職場環境,生活習慣,ストレス,うつ,well-beingの関連を検討した。</p><p> </p><p>【方法】国内11社の労働者を対象に,業務時間中に4週間調査を実施した。パフォーマンスは3件法(1:悪,2:普通,3:良)で自己申告にて毎日回答を得た。解析はパフォーマンス平均値を従属変数とした重回帰分析を行い,独立変数は性別,PC使用時間,学歴,喫煙歴,平日/休日の睡眠時間,睡眠負債,睡眠の質,気分/体調,ストレス,うつ,well-being得点とした。</p><p> </p><p>【結果】被験者192名(男性103名,年齢38.9±8.4歳),パフォーマンスは2.04±0.31だった。パフォーマンスに対して気分/体調,PC使用時間,女性は正の影響,ストレスは負の影響が示された(p<.05)。</p><p> </p><p>【考案】本研究より毎日の気分や体調,PC使用時間,ストレス,性別が労働者のパフォーマンスに関連している可能性が示唆された。パフォーマンスを促進するにはこれらの要素を考慮する必要がある。</p>

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