脳卒中後に生じた自己認識障害に起因した麻痺手の使用行動の低下に対するTransfer packageを用いた実践

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  • 森屋 崇史
    医療法人社団六心会恒生病院リハビリテーション課
  • 花田 恵介
    医療法人錦秀会阪和記念病院リハビリテーション部
  • 永谷 典子
    医療法人社団六心会恒生病院リハビリテーション課
  • 竹林 崇
    大阪府立大学大学院総合リハビリテーション学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Occupational therapy using the transfer package for behavioral disorders of the paralyzed hand caused by self-awareness impairment after stroke:
  • 脳卒中後に生じた自己認識障害に起因した麻痺手の使用行動の低下に対するTransfer packageを用いた実践 : 症例報告
  • ノウソッチュウ ゴ ニ ショウジタ ジコ ニンシキ ショウガイ ニ キイン シタ マヒシュ ノ シヨウ コウドウ ノ テイカ ニ タイスル Transfer package オ モチイタ ジッセン : ショウレイ ホウコク
  • A case study
  • ─症例報告─

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抄録

軽度の運動麻痺と感覚障害に加え，左半側空間無視や麻痺手の使用低下，自己認識障害を認めた右前頭葉の脳梗塞患者に対し，上肢機能練習に併せ，CI療法のTransfer packageを実施した．その結果Motor Activity LogのAmount of Use，Quality of Movementともに臨床的に意味のある最小変化量を超える改善が見られた．また，自己認識障害を評価するAwareness Questionnaireにおいても良好な得点が得られた．本対象者は，Transfer packageが自己認識機能を促進させ，実生活における麻痺手の不使用に対する認識を改善した可能性がある．

収録刊行物

  • 作業療法

    作業療法 40 (6), 827-834, 2021-12-15

    一般社団法人 日本作業療法士協会

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