顕生代における全球有機物埋没率の陸域及び海洋域への分離と大気酸素濃度に対する影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Separating global organic burial rate into terrestrial and marine environments and their effects on atmospheric oxygen levels during Phanerozoic
抄録
<p>本研究では,富酸素海洋環境と陸域淡水環境における堆積物中の有機炭素/黄鉄鉱硫黄の比 (C/S比) の違いを利用し,従来の炭素・硫黄循環結合モデル (GEOCARBSULF) から求まる全球有機物埋没率の陸域と海洋域への分離を試みた.その結果,陸域における有機物埋没は,維管束植物の出現後,最古の森林の形成が起こったシルル紀からデボン紀にかけて初めて有意に生じ始めることが示された.そして,石炭が大量に生成された石炭紀後半からペルム紀前半にかけて,陸域における有機物埋没率は大きく増加してピークに達した.また,大量絶滅境界であるペルム紀/三畳紀境界 (P/T境界) やフラニアン期/ファメニアン期境界 (F/F境界) においては,陸域における埋没率は大きく減少した一方,海洋域における有機物埋没率は大規模で長期間にわたる海洋無酸素イベント (OAE) の影響下で増加しているという結果が示された.</p>
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 51-, 2021
一般社団法人日本地球化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290393639703168
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- NII論文ID
- 130008129791
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可