砂質土における非排水繰返しせん断履歴後の透水係数の変化

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タイトル別名
  • VARIATION OF HYDRAULIC CONDUCTIVITY IN SANDY SOIL DUE TO UNDRAINED CYCLIC SHEAR LOADING

抄録

<p> 非排水繰返しせん断により過剰間隙水圧が発生した砂質土の透水係数を調べるため,繰返し載荷履歴を与えた供試体に対して変水位透水試験を行った.載荷履歴に応じた透水係数を計測するため,中空ねじりせん断試験機に注水用の二重ビュレット管と排水用のスタンドパイプを有する加圧排水槽を新たに増設し,試験を実施した.試験結果によれば,繰返しせん断により過剰間隙水圧比が約0.9に上昇するまで,透水係数は圧密後の値とほぼ一致した.その後,繰返しせん断の載荷が進み過剰間隙水圧比が0.9を上回ると,透水係数は急激に上昇した.このとき,圧密後と液状化後の透水係数を比較すると,試験機自体の見かけの透水係数の上限による制限は受けるものの,硅砂では3~4倍程度である一方,細粒分を含む土の場合には最大で27倍程度上昇した.</p>

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