書誌事項
- タイトル別名
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- Portal hypertension caused by arterio-portal fistula developing after radiofrequency ablation for hepatocellular carcinoma
- カン サイボウ ガン ニ タイスル ラジオハ ショウシャク リョウホウ ゴ ニ ショウジタ カン ドウミャク モンミャク タンラク ニ ヨル モンミャクアツ コウシンショウ ゾウアク ショウレイ ノ ケントウ
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抄録
<p>肝細胞癌に対する経皮的ラジオ波焼灼療法(RFA)は本邦で幅広く施行されているが,合併症として術後に肝動脈門脈短絡(APF)が形成されることがある.短絡の血流が多い場合,静脈瘤,腹水,脳症,門脈血栓の出現増悪などの門脈圧亢進増悪症状(PH症状)を来す.今回我々はRFA後のAPFについて自験例の検討を行った.RFA後に生じたAPFによるPH症状の増悪を認め,かつ治療を要したのは,1638例中9例(0.55%)であった.また,retrospectiveな検討では,治療数日後の効果判定CTの時点で,原因となるAPFの合併を認識可能である症例が多かった.そのためRFA後の効果判定時のCTではAPFの有無を確認し,合併した場合はPH症状の発生に留意した慎重な経過観察が求められる.PH症状が出現した際は対症的な治療のみならず,経カテーテル的動脈塞栓術にてAPF自体を治療することが望ましい.</p>
収録刊行物
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- 日本門脈圧亢進症学会雑誌
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日本門脈圧亢進症学会雑誌 25 (4), 230-237, 2019
日本門脈圧亢進症学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290537431547520
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- NII論文ID
- 130008134365
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- NII書誌ID
- AA11349565
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- ISSN
- 21866376
- 13448447
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- NDL書誌ID
- 030145824
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可