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- 日下 智志
- 広島大学大学院国際協力研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- Comparative Analysis of Fraction's Learning content and Sequence in Three Eastern and Southern African Countries:
- 東部および南部アフリカ3か国における分数の学習内容とその配列に関する比較分析 : SDGsゴール4達成に向けたアフリカ諸国数学カリキュラムの基礎的研究
- トウブ オヨビ ナンブ アフリカ 3カコク ニ オケル ブンスウ ノ ガクシュウ ナイヨウ ト ソノ ハイレツ ニ カンスル ヒカク ブンセキ : SDGs ゴール 4 タッセイ ニ ムケタ アフリカ ショコク スウガク カリキュラム ノ キソテキ ケンキュウ
- Basic Study of Intended Mathematics Curriculum in African Countries to Achieve SDGs Goal 4
- ─SDGsゴール4達成に向けたアフリカ諸国数学カリキュラムの基礎的研究─
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説明
<p>分数の意味および計算の理解は,小学校数学の「数と計算」領域において,最も重要でありなおかつ最も難しい内容の一つである。東南部アフリカ諸国連合が2007年に実施した6年生の学力調査では,参加16か国中の12か国において,図に描かれた分数を数字で表せるレベルにも到達していなかった。Sustainable Development Goals(SDGs)ゴール4において,教育の質の向上が全世界の共通の目標となるなか,特にアフリカ諸国では学力の向上が喫緊の課題である。しかしながら,その根本をなす意図されたカリキュラムにおける数学の学習内容およびその配列に関する基礎的な研究はまだ活発になされていない。そこで本稿では,東部および南部アフリカの3か国に焦点をあて,意図されたカリキュラムにおける分数の学習内容とその配列に関する比較分析を行い,分数学習において予想される困難性の一端を明らかにすることを試みた。その結果,困難性を招く原因として,量分数の軽視および分数の乗法・除法の学習内容の配列が挙げられ,それらは3か国に共通していることが明らかとなった。</p>
収録刊行物
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- アフリカ研究
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アフリカ研究 2020 (98), 11-19, 2020-12-31
日本アフリカ学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290570506637696
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- NII論文ID
- 130008138396
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- NII書誌ID
- AN0001203X
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- ISSN
- 18845533
- 00654140
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- NDL書誌ID
- 031218700
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可