環境要因による性決定
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- 宮川 信一
- 東京理科大学先進工学部生命システム工学科
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説明
すべての生物は、常に環境からさまざまな影響を受けている。特に発生途上の動物は、自らの生存と子孫の繁殖の可能性をより高めるために、外部の環境要因を巧みに利用して、表現型を変えることがある。このような現象は表現型可塑性と呼ばれる。温度という環境要因によって性が決定する温度依存型性決定も、表現型可塑性の一部に含まれる。本稿では、温度依存型性決定を紹介するとともに、我々が調べている温度受容のメカニズム、また最近報告が相次いでいるエピゲノムとの関連について概説する。
収録刊行物
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- ファルマシア
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ファルマシア 58 (1), 39-43, 2022
公益社団法人 日本薬学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290617367664128
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- NII論文ID
- 130008138923
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- ISSN
- 21897026
- 00148601
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可