脳を創るために脳の機能を再現して構造を評価する

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タイトル別名
  • Reproducing Brain Functions and Evaluating Its Structure for Creating the Brain
  • ノウ オ ツクル タメニ ノウ ノ キノウ オ サイゲン シテ コウゾウ オ ヒョウカ スル

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抄録

<p>脳を創れるかどうかを考える前に,まずは身近な例としてケーキを創れるかどうかを考えてみる.創るべきケーキの要素を考え,それらをケーキの「構造」と「機能」の大きく2つに分類してみる.すると,ケーキを創るための方法も,ケーキの構造を再現してから機能を評価する方法と,ケーキの機能を再現してから構造を評価する方法の,大きく2つに分類できることがわかる.次に,本題である脳を創ることについて考える.ケーキを創るときと同じ議論を適用し,脳の構造を再現してから機能を評価する方法と,脳の機能を再現してから構造を評価する方法の,2通りの方法を考える.脳を計算機上に創るための具体的な方法を紹介し,最後に,脳の機能を再現してから構造を評価する方法の意義や妥当性などについて述べる.レストラン級のケーキを家で創ることが簡単ではないが可能であるように,脳を創ることも簡単ではないが,本稿で紹介した2通りの方法がお互いにうまく補完しあっていけば,いずれは可能になるだろう.</p>

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