帯域制限されたDSSS/CCK/OFDM変調に対する狭帯域干渉波の周波数の違いを考慮したPER推定と最適方式選択

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タイトル別名
  • PER Estimation Considering Frequency of Narrowband Interference for Band-Limited DSSS/CCK/OFDM Modulation and Optimum Scheme Selection

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説明

無線システムと様々な機器がより稠密に設置されるIoT環境において,電磁干渉による伝送遅延を低減するためには,パケット誤りや再送を検知して伝送速度等を変動させる従来の適応制御よりも,最適なディジタル変調方式や通信パラメータをあらかじめ選択して伝送できることが望ましい.本論文では,DSSS/CCK/OFDM方式を対象として,伝送帯域の一部に狭帯域干渉波が混入する際の干渉波の周波数の違いがSINRに与える影響を考慮したPER推定と,PER推定に基づく最適なディジタル変調方式の選択について述べる.PER推定と実験的検証の結果,DSSS及びCCK受信機のBPFや逆拡散処理が狭帯域干渉波に与える影響は,干渉波の周波数の違いによって10 dB以上異なるため,その周波数依存性を考慮することがSINRの評価やPER推定において不可欠である.また,SINRに応じて最適なディジタル変調方式を選択する制御により,従来の適応制御よりも再送数や伝送遅延の低減が可能である.

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390290699275509504
  • DOI
    10.14923/transcomj.2018pep0007
  • ISSN
    13444697
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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