中国遼寧省の介護職員の腰痛の実態調査

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タイトル別名
  • Low back pain among female professional care givers in Liaoning Province, China
  • チュウゴクリョウネイショウ ノ カイゴショクイン ノ ヨウツウ ノ ジッタイ チョウサ

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説明

【目的】中国の介護職の腰痛の実態を把握することを目的とした。 【方法】遼寧省の公立総合病院の護理機関と系列養老センターに従事している99名の介護職員を対象に自記式質問紙による調査を行った。主な質問項目は腰痛の有無、主観的健康感、職業性ストレス、ワーク・エンゲイジメント等である。女性のみの95名を分析対象とした。腰痛の有無の2群の差は,連続変数についてはMann-WhitneyのU検定、カテゴリー変数はカイ二乗検定を行った。 【結果】大学卒が高い比率を占め、雇用形態は正規雇用が73.7%であった。腰痛有訴率は69.5%で、腰痛の有無では、年齢、経験年数、主観的健康感、仕事の要求とワーク・エンゲイジメントに有意な差が認められた。 【結論】介護職員の心身の健康を維持するカリキュラムの充実や腰痛予防の研修の機会を設けることや、最高責任者の院長が養老護理員を始めとする介護職の心身の健康維持促進に対する関心を持ち、対策をとる必要性が示唆された。

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