大学生における化粧行動と主観的幸福感に関する日韓比較研究
書誌事項
- タイトル別名
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- A comparison of the college students in preferences of make-up and subjective well-being in Japan and Korea
- ダイガクセイ ニオケル ケショウ コウドウ ト シュカンテキ コウフクカン ニカンスル ニッカン ヒカク ケンキュウ
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説明
日韓の女子大学生を対象に、外見管理および美意識、化粧行動に影響を与える要因、化粧行動が幸福感に与える影響について比較検討を行った。日韓の美意識は対照的な特徴をもっているとされるが、特に、韓国における儒教の規範の影響により、外見に関わる行動、ひいてはそれらが幸福感に与える影響が日本とは異なることが想定される。研究1 の結果からは、日本人は肌の形態的美しさに注目しているのに対し、韓国人は顔をコミュニケーションツールとして認識しており、美しくなるための外科的な処置に受容的であることが示された。研究2 の結果からは、日韓で化粧の傾向に違いがあること、公的自己意識が化粧行動に与える影響は日韓で共通していることが示された。また、幸福感に対して化粧行動が与える影響は、日本人のアイメイクにのみ認められるという結果が得られ、日韓において化粧のあり方、幸福感の捉え方が異なることが示唆された。
収録刊行物
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- 対人社会心理学研究
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対人社会心理学研究 11 89-100, 2011
大阪大学大学院人間科学研究科対人社会心理学研究室
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699343912320
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- NII論文ID
- 120004842939
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- NII書誌ID
- AA11550166
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- DOI
- 10.18910/8748
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- HANDLE
- 11094/8748
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- NDL書誌ID
- 11094548
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- ISSN
- 13462857
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles